要支援認定申請書

介護保険のサービスが必要となった時、いつでも申請できます。

初めて認定申請する場合は窓口で申請すると良いでしょう。

どれほど苦労して手に入れたかはわかりませんが、とにかく要支援認定申請書の 入手までは順調に進んだのなら次は必要事項の記入です。 申請日や申請者情報などをどんどん記入していきましょう。 住所・氏名・電話番号なんかは他の書類でもちょくちょく書くことがあるのでそう 考え込むところではないでしょうし、素直な気持ちで質問に答えれば大丈夫です。 被保険者情報として被保険者番号に住所、氏名、電話番号、年齢、生年月日も記入 しますが、これは保険証があれば全て答えの見つかる問題なので落ち着いて力強い 文字で自信を持って取り掛かりましょう。 その先はようやく介護っぽい部分になり、主治医とする病院の情報として院名、 そして住所と電話番号も必要になりますので、診察券など欲しいデータが分かる アイテムを持参していくようお願いします。 でも記憶力バツグンでそんなの頭にインプットされているよ、と胸を張れるなら 無くてもいいですし、必要な方だけ参考書類を用意してください。 介護を気にする年齢にもなると物覚えも悪くなり忘れっぽくなるのが普通ですし、 主治医の名前や住所を忘れてしまってもそう気に病むことはありませんので、 そのことであまり劣等感を抱かなくてもいいし無理に暗記しようとせず確実に書類 を完成させられる手段を講じましょう。 そして調査の希望に関することもこの書類に記入していきます。 どこで調査してほしいか、いつがいいか、誰に付き添ってもらうかなどを丁寧な 文字で、他にも伝えておきたいことがあったら多少長くなってもいいので要点を まとめてひとつ残らず記入します。 書類を提出すればあとは待つだけ、事務的に審査をしておしまいではなく、面談を 受けることも要支援認定の一部であるため、細かなことでも必要だと思われる情報 は漏れなく伝えておかなければならないのです。 レンタルビデオショップの会員カードを作るのとはわけが違う、もっと繊細な物 ですのであまり適当に記入を済ませてはいけません。 自分のその後の生活に大きな影響を与えるだけでなく、家族や趣味友、親戚にも なんらかの形で変化をもたらすことになりそうな要支援認定ですので、真摯な気持ち でペンを執りましょう。 記入が終わったら内容に誤りは無いか、間違ったことは書かれてないか確認して、 全て正しいとの判断を下されたら窓口に提出します。 本人が入院していて申請できない場合でも、家族が代わりに申請できます。 また、ひとり暮らしや、家族や親族の支援が受けられない場合は、地域包括支援センターなどで申請を代行してもらうこともできます。

申請書が受理されると次の調査があります。

これで1段落つきますが終了ではなく、訪問調査がこのあとに控えています。 調査員がやってきてあなたの現状の暮らしぶりを見たりご家族に聞き取りをして、 本当に介護を必要としているのか、どの程度の障害を持っているのかなどを確認 するのが目的になっています。 これがなければ書類の提出だけで要支援認定がされることになってしまい、世の中 に善人しかいないのならそれでもいいのですが不正を働く人もいることを考えると どうしてもこの手順が必要になってくるのです。 簡単な自己申告だけで誰でも認定されてしまうと、健康な身体の持ち主が介護に 関する制度を悪用する心配が出てくるのです。 なので本当に要介護の方にしか認められないようにするため、訪問調査をしないと 要介護認定されない仕組みになっているのです。 人と話はしたくない、それが調査員であってもだ、といった対人恐怖症の方はこれで 挫けてしまうこともあるそうで、介護には頼りたいけど面談を受けるのが苦痛だから やむを得ず諦める人の話を聞かされることもありますが、実際にはそんなに怯える ようなことが行われるわけではないので、訪問調査を心配する必要はありません。 不正をするのでなければ問題が発生することもありませんし、堂々と訪問日を待ち お茶菓子とドリンクの準備を進めましょう。